INFOMATION
みのり通信2023年12月号
INFOMATION2023.12.01
(ご注意:12月29日は休診日となります)
院長より
早いもので今年も残すところあと僅かになりました。
この夏は本当に暑かったですね。
そしてこのところ秋を通り越して冬を迎えることが多いですね。
でもコロナ禍も終わり、日常が戻ってきました。
唐津くんちやバルーン大会など今まで開催できなかった催し物が数年ぶりに行われました。
今年のバルーン大会はお天気に恵まれました。
朝、院長室の小さいベランダからたくさんのバルーンが昇っていくのが見えて、思わず写真を撮りました。
今年は4月から矯正のセミナーを受けるために娘と一緒に毎月東京の富岡先生の下に通っています。
もう5回目のコース受講です。
毎月新しいことを教えてくださいます いわゆる歯並びだけでなく、姿勢や呼吸などかみ合わせ全般の新しい知見を教えてくださいます。
これらは教科書には載ってないので、本当に勉強になります。
先月は「分かっていないじゃない」と叱られながら実習を受けました。
私は3次元的な思考が苦手で、娘の方が理解しており、「お母さん分かってないでしょ」と言われる始末で、後からこっそり教えてもらっています。
「来年もおいでよ」と言われているので、まだしばらく上野に通うことになりそうです。
JR上野駅に飾ってあるクリスマスツリーは動物があしらってありました。
見るだけで楽しくなりますね。
昨年はパンダのツリーでした。
羽田は定番のクリスマスツリーが飾ってありました。
とても大きくて立派なツリーです。
毎回飛行機がほぼ満席で、行きも帰りも遅れます。
それだけ人が動いているのでしょうね。
玄関の靴箱の上に置いてある黄色い果物にお気づきでしたでしょうか? 患者様からいただきました。
「仏手柑」というみかんだそうです。
食べるものではなく、観賞用だそうです。
確かに千手観音の手のように枝分かれしています。
ほのかに甘い匂いがするので、みかんの一種だということが分かります。
また、80歳を過ぎた患者様が無農薬のレタスを届けてくださいました。
農薬を使わないというのはとても難しいと聞いていますが、とても大きく青々としたレタスをたくさんいただきました。
今とてもお野菜が高いので、スタッフがとても喜んでいました。
改めて御礼申し上げます。
皆様に支えられて今年も無事に過ごすことができました。
オンラインセミナー花盛りで、たくさん申し込んで視聴しているものの見るだけで終わってしまった1年でした。
来年は少し時間を取って理解できるレベルになりたいと思っています。
来年もよろしくお願い致します。
よいお年をお迎えくださいませ。
健康お役立ち情報
先月唐津出身の元衆議院議員の保利さんがお亡くなりになりました。
新聞によると死因は「誤嚥性肺炎」と書いてありました。
近年日本人の死因の第3位が肺炎とされています。
入院した高齢患者の肺炎の種類を調べたデータによると、80歳代の肺炎患者の約8割、90歳以上では9.5割以上が誤嚥性肺炎であったと報告されています。
誤嚥性肺炎とは、食べ物や唾液などが誤って気道内に入ってしまう「誤嚥」が原因で発症する肺炎です。
誤嚥と聞くと、飲み込む時に気管に入ってしまったものだけかと思われてしまいますが、誤嚥は嚥下の時だけでなく口で咀嚼している時や、食べ終わって時間が経ってから寝ている時などもあります。
高齢者においては、加齢によって舌や唇、頬の筋力が衰え、飲み込む力も弱くなっていきます。
当院には舌の力を測る「舌圧計」があります。
厚労省の基準では30KPa以上が望ましいとされ、25kPa以下では誤嚥のリスクが高くなると言われています。
50歳以上の方は保険診療で測ることができます。
測定した方からは「自分が舌の力が弱いと思わなかった。
具体的に数字で表示されたのでこれから気を付けようと思います」などの感想をいただくことが多いです。
誤嚥性肺炎を予防するには様々なトレーニングがあります。
有名なのが「パタカラ体操」、「早口言葉」、「唾液腺マッサージ」などです。
道具を使ってトレーニングする方法もあります(ぺこぱんだ、長生き生活など)。
最近取り入れたリハビリ器具に「たんれん君」があります。
小さい子供が使う「マグ」に似ていますが、実際これで水を飲んでみるとなかなか難しいのです。
赤ん坊が頭に汗をかきながらおっぱいを飲んで、飲み終わったらこてんと寝てしまうというのがよく分かりました。
今は子供たちも唇や舌の力がとても弱いです。
このまま年を取ったらどうなるでしょう。
矯正治療が必要な子供たちにも使ってもらうことにしました。
一緒にお母様もトレーニングするとフェイスラインがシャープになり、将来顔のたるみを気にせず過ごすことができるかもしれません。
グッズを買っても長続きしないことが多いですが、夕食後はこれで水を飲むと決めて取り組んでみるのもよいかと思います。