みのり通信2024年1月号|佐賀市で歯医者をお探しならみのり歯科診療所へ

みのり歯科診療所

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お知らせ

みのり通信2024年1月号

お知らせ2024.01.01

みのり通信1月号

休診カレンダー
院長より

新年あけましておめでとうございます。
 今年は辰年です。
私はもうすぐ還暦を迎えます。
2月で開業して22年になりますが、当時は37歳でした。
今考えると若かったなー、と思います。
がむしゃらに頑張ってきた感があります。
先月母の3回忌と父の50回忌を済ませました。
母とはずっと同居でしたので、亡くなってからもあれこれと思い出し、もっと親孝行すればよかったと後悔ばかりしていました。
父は46歳で亡くなり母が兄と私を、そして孫たちを一生懸命育ててくれました。
お坊様に父の戒名を読み上げていただき、2人のお位牌を前にお経を聞いていたらほっとしたような、とても落ち着いた気持ちになりました。
2人仲良くしている姿が目に浮かぶようでした。
今の自分があるのは両親そしてご先祖があってこそです。
命のつながりを大切にしなければならないと改めて思いました。
 さて、先月はクリスマスでした。
いつもお世話になっている技工所の営業の方がサンタに扮してプレゼントを届けてくださいました。
180センチを超す大きなサンタさんに思わず歓声を上げた私たちでした(写真1)。

サンタクロースといえばフィンランドが発祥の地です。
患者様からフィンランドに住む妹さんのところに行ったお土産をいただきました(写真2)。

かわいいペーパー、にチョコレート、そして現地で評判がよかったという歯磨き粉です。
あちらの方は食卓を素敵に飾るのだそうです。
文化の違いを感じますね。
チョコレートには「Geisha」と書いてあります。
「芸者」と関係があるのでしょうか?検索してみると、フィンランドの製菓会社 Fazer(ファッツェル)のチョコレートで、創業者の孫であるPeter Fazerが当時日本で人気があったカリッとした食感のフィリングを自社のチョコレートに合わせてみようと考え1962年に発売されたそうです。
Fazer社のホームページにはGeishaは芸者をイメージして作られたものだと書いてあるようです(原語の文章を読んでいません)。
外国の食べ物の中には癖のある味のものもありますが、「Geisha」は日本由来のものとあって違和感なくとても美味しくいただきました。
北海道でもオーロラが見えたというニュースがありました。
今後も国内で見える可能性があるそうです。
期待したいですね。
 ところで、11月末に100歳を迎えた患者様がいらっしゃいます(写真3)。

近くに娘さんがいらっしゃいますが、一人暮らしでとてもしっかりしておられます。
お顔もつやつやで、その秘訣は娘時代から「ぬか袋」で洗顔していたことだそうです。
昔の人の知恵は侮れませんね。
「布を持ってきたら皆の分を縫ってあげるわよ」と今も針仕事もなさっておられます。
これからも元気で過ごしていただきたいと思います。
 私が所属している「唾液ケア研究会」では11月28日を「いいつばの日」として学術大会を開催しています。
評議員になってほしいと依頼があり(写真4)、11月末に研究会に参加してきました。

興味深い発表がたくさんあり、充実した時間を過ごしました(横須賀は米軍基地があるため、外国人がとても多かったです)。
今年もいろいろな分野で学びを深めていきたいと思います。

健康お役立ち情報
~がんと食生活について~

 国民の2人に1人はガンになると言われる時代です。
初期に発見されれば5年生存率も高いのですが、やはり「ガン」と診断されれば本人だけでなく家族も驚き、恐怖や不安にさいなまれます。
 ガン細胞は正常細胞が遺伝子変異を起こすことで発生しますが、京都の「からすま和田クリニック」の和田洋己先生は「遺伝子変異を引き起こす最大の原因は生活習慣、中でも日々の食生活にある」と述べておられます。
和田先生は京都大学で呼吸器外科の教授として2,000例以上の肺がんの手術を行われたそうですが、完璧と思う手術を行っても約4割の患者さんで再発が見られたそうです。
ところが、退官前に「余命3か月」と診断した患者さんに5年後に出会って、びっくりして「何をしていたんですか?」と尋ねたら「ワラにもすがる思いで食生活を厳格に変えてみたらこうなりました」と言われたので、世界中の文献を調べたところ、「野菜を多くとると、ガン細胞が好む酸性の細胞周辺環境がアルカリ性に変化し、その活動が抑制される」といった一定の科学的根拠が存在することが分かってきたということです。
先生ご自身も京大を退官後に予後が悪いことで知られるスキルス性の胃ガンが見つかり、ほぼ胃を全適されましたが、15年以上経った今でもお元気で、周りのドクターが不思議がっているそうです。
先生のクリニックではステージⅣの患者さんでも3年、5年と長期延命を果たすケースも珍しくありません。
当院にもガンの手術を受けた方がたくさんいらっしゃいます。
今後再発しないためにも、また今は何ともなくても将来ガンにならないためにも日々の食事を大切にしましょう。
 以下、和田先生が提唱しておられる食事のポイントを記します。
1.炭水化物は生成していないもので控えめに摂る(玄米、雑穀、全粒粉など)
2.塩分を控える
3.タンパク質は植物性のものや魚で摂る(EPA,DHAの多い背の青い魚、豆や豆製品)
4.新鮮な野菜、果物、キノコをたくさん摂る
5.脂質はからだによい油を選んで摂る(エゴマ油、亜麻仁油、椿油、オリーブ油)
6.乳製品は摂らない
7.牛肉、豚肉、加工肉(ハム、ソーセージなど)、硬化植物油(マーガリン、ショートニングなど)、人口油を摂らない
8.おやつはドライフルーツやナッツ類で
 和田先生のクリニックでいただいた資料を読むとガン治療に希望が出てきます。
ご希望の方はコピーを差し上げますので、受付にお申し出ください。
 また、野菜もできれば無農薬のものをお勧めします。
当院にメンテナンスに通われている北村様が市役所を退職して、無農薬野菜を栽培、販売しておられます。
週1回いただいておりますが、旬のものは美味しいです。
地域によっては配達してくださるそうです。
 日本は食品添加物や農薬の基準が先進国の中ではとてもルーズな国です(農薬は中国よりもたくさん使っています)。
毎日口にしているものが将来病気を引き起こすことがないよう、選ぶ目を養いたいですね。
多くの患者様からの要望があるため、今後食品選びについてもお知らせしていきたいと思います。
でもストイックになりすぎると窮屈なので、できる範囲から始めましょう。