INFOMATION
みのり通信2026年7月号
INFOMATION2026.07.01
院長より
6月は赤松小学校の歯科検診でした。毎年のことながら今の子供たちのお口の状況は問題山積みです。
永久歯が並ぶスペースが足りない子、過蓋咬合という深いかみ合わせの子、ポカンと口を開けている子、姿勢の悪い子…並べたらきりがありません。
この子たちが高齢者になったらどうなるでしょう。
令和8年の保険点数改正で今まで以上に国は口腔機能を重視する姿勢を打ち出しました。
18歳以下の子供たちの唇や舌の力の測定を行い、適切に指導することを医療機関に求めています。
20歳くらいで身体能力(口腔機能も含めて)はピークになり、その後徐々に低下していきます。
正常値まで育たなかった場合はどうなるでしょう。
平均値のグループと比べるときちんと食べることができなくなり、食べこぼし、むせ、誤嚥性肺炎などを起こしやすくなります。
その結果全身の虚弱に繋がっていきます(図1)。
また、50歳以上の成人には舌の力、滑舌、咀嚼能力、口腔乾燥、咬合力などの測定を行うことを推奨しています。
口腔状態の悪化により認知機能が低下するという報告があります(図2)。
これからは、虫歯や歯周病のメンテナンスだけでなく、口腔機能を維持できているかどうかもきちんと調べ、アドバイスをすることが歯科医院の役割になっていきます。
80歳になっても美味しく食べ、旅行に行くことができる体を目指しましょう。
ところで診療室にある観葉植物。3つは開業した時にいただいたものです(24年目)。
真ん中のユニットの所にあるパキラが伸びすぎていたのでバッサリ切りました。
1か月ほどしてきれいな色の新芽が出てきて日々成長しています。
生命力ってすごいですね。
熱中症対策で気をつけたい!
飲み物の選び方
暑くなると、「熱中症予防のためにスポーツドリンクを飲んでいます」という方が増えてきます。
確かにスポーツドリンクは便利な飲み物ですが、実は糖質を多く含んでいます。
そのため、日常的に飲み続けると、むし歯のリスクを高めてしまうことがあります。
毎年、スポーツドリンクを常飲していたことで、むし歯が急激に進行して来院される方も少なくありません。
普段の水分補給は水やお茶で十分です
日常生活や短時間の軽い運動であれば、水やお茶で十分に水分補給ができます。
スポーツドリンクは運動時のエネルギー補給も目的としているため、糖質が多く含まれています。
また、経口補水液は脱水時の水分吸収を目的とした飲み物で、塩分が多く含まれています。
そのため、どちらも日常的に飲むものではありません。
脱水症状があるときは経口補水液
発熱や下痢、嘔吐、熱中症などで脱水症状がある場合には、スポーツドリンクよりも経口補水液が適しています。
経口補水液は、水分と塩分を効率よく吸収できるように作られた病者用飲料です。
予防目的で飲むものではなく、必要な場面で利用することが大切です。
長時間の運動では目的に応じた使い分けを
1時間以上続く運動では、水分だけでなくエネルギー補給も必要になることがあります。
そのような場面ではスポーツドリンクが役立つこともありますが、水分補給を優先したい場合は経口補水液、エネルギー補給が必要な場合は補食を組み合わせるなど、目的に応じた使い分けが重要です。
ただし、多くの場合は水で十分対応できます
熱中症対策で最も大切なこと
熱中症対策というと飲み物ばかりに目が向きがちですが、最も大切なのは暑さを避けることです。
適切な休憩や涼しい環境の確保を心がけながら、水分補給を行いましょう。
スポーツドリンクや塩分タブレットは便利な反面、糖質も多く含まれています。
健康のためと思って続けている習慣が、むし歯の原因になってしまうこともあります。
飲み物の役割を正しく理解し、状況に応じて上手に使い分けていきましょう。
編集後記
今年の夏も暑いのでしょうね。
戸外で仕事をする方たちはファンの付いたベストを着ておられます。ハンディファンを手にしながら歩く若者たちも多いです。
ただ、ファンで風を当てるとかなり体から水分が取られてしまうので水分はしっかり補給しなければなりません。
夏の間はバッグに扇子を入れておくとよいですね。扇子の風も涼しいし風情があります。
昔は縁側に腰かけて風鈴の音を聞きながら夕涼みをしたものです。昭和が懐かしいです。
先月は久々にいろいろと手作りしました。
スタッフから「玉ねぎ麹」がとても便利だと教えてもらったので作ってみました。
昔は料理の本を探さなければならなかったものもネットで検索すればすぐに出てくるので便利です。
20年は使っていなくてゴミに出そうと思っていたヨーグルトメーカーに新玉ねぎと米麹、塩を入れてセットしました。
翌日には出来上がっており、スープや炒め物、ドレッシングにと大活躍です。
また、減農薬の梅を買ったのではちみつを入れて梅シロップを仕込みました。少しずつ梅がシワシワになってきています。
そして主人の大好きな塩ラッキョウも漬けました。適当に塩を入れたら辛かったので塩抜きして食べて、と言っています。
少し手間暇をかけて手作りすることがささやかな楽しみです(夜中に台所でごそごそしていますが)。


