INFOMATION
みのり通信2026年6月号
INFOMATION2026.06.01
院長より
6月に保険点数の改正があります。
2か月ほど前から様々な通達がなされており、新たに届け出を行わなければならない項目等がありました。
行政文書はとても難しい書き方で提示してあるので、一度や二度読んでも理解できず、大学病院時代の後輩に尋ねたりしながらようやく提出しました。
点数が上がるものもあれば下がるものもありました。新たに導入される項目もあります。
けれども一般的な処置に関しては今までと大きく変わることはありませんので、「医療費が高くなるのであれば受診を控えよう」とは思わないでくださいね。
今回の改正を通して、国は「予防」に力を入れ始めているということがわかります。
悪くなってから治療しようではなく、悪くならないために定期的に検査をしたり、指導を受けててください、という意図です。
宮崎県の田中松平先生が「若返りの教科書」というオンラインセミナーを通して予防の重要性を説いておられます。
糖尿病や心疾患などの慢性疾患の治療費が月1万円かかるとすると20年で240万円、施設入居費が月15万円とすると10年で1800万円必要になるということです。
20年間の治療費と施設入居費で2,000万円を超えてしまうのです。田中先生が2,000万円あったら何をしたいですか、と受講生に質問され、皆さんそれぞれの夢を語っておられました。
定期的な歯科検診を受けている人ほど生涯医療費が安くなり、約300万円もの差が出るとされています。
食べることが命を支えます。お口のメンテナンスを続けることは長い目で見ると節約に繋がるのではないでしょうか。
皆様の健康を守るために私も頑張らなければなりません。
数年前から日本唾液ケア科学会の評議員をしており、昨年認定医と指導医になりました。
また今年に入って、日本精神医学会の認定医、指導医、認定施設となりました。
インターネットの普及で日々新しい情報が入ってきてなかなか整理できずにおりますが、皆様のお役に立てるよう努力してまいります。
先月久留米大学口腔外科の同門会がありました。
私と同じ時期に働いていた先生方と久しぶりにお会いし、楽しいひと時を過ごしました。
現職の時は一番下座のテーブルでしたが、今回は上から2番目のテーブルでしたので年齢を感じずにはいられませんでした。
当時韓国から博士号を取るために留学されていた金先生がお出でになり、生化学分野のことなどいろいろと教えていただきました。
金先生はインプラントのスペシャリストですが、ビタミンCやマグネシウムなどの栄養素がいかに大切かということを熱く語っておられました。
ご自身もビタミンC40gの点滴をして健康を保っているそうです。
お口の健康を守るためにもビタミン、ミネラルなどの微量栄養素は大切であると改めて思いました。
集中力と食習慣の関係について
集中力を支えるのは、毎日の食習慣です
「集中したいのに頭がぼんやりする」「作業が続くとミスが増える」そんな経験はありませんか?
忙しい毎日の中では、つい休みなく頑張ってしまいがちですが、集中力には限界があります。
成人の集中力は平均50分ほど、長くても90分程度といわれています。
集中力が低下すると、ミスが増えたり、作業効率が下がったりしやすくなります。
集中力を下げる原因とは?
集中力が続かない背景には、「脳のエネルギー不足・睡眠不足や疲労・ストレス・周囲の環境・血糖値の乱高下」など、さまざまな要因があります。
特に、血糖値の急な変動は集中力に大きく影響するといわれています。
脳のエネルギー源「ブドウ糖」を安定して補給しましょう
脳が主に使うエネルギー源はブドウ糖です。
極端な糖質制限をすると、頭がぼんやりしたり、集中しづらくなることがあります。
玄米や胚芽米は血糖値が急上昇しにくく、集中力の維持に役立ちます。
また、じゃがいもやさつまいもなどの根菜類は、集中力が落ちてきた時のサポートにも向いています。
はちみつやドライフルーツは手軽なエネルギー補給になりますが、とり過ぎには注意しましょう。
集中力を支える栄養素
脳や神経の働きには、ビタミンやミネラルも欠かせません。
ビタミンB群は糖質の代謝や神経の働きを助け、玄米、豆腐、納豆、魚介類、海藻、緑黄色野菜などに多く含まれています。
また、チロシンというアミノ酸は、集中力に関わるドーパミンなどの材料になります。
しらす干し、豆腐、アーモンドなどから補うことができます。
集中力を乱しやすい食品にも注意
お菓子や清涼飲料水、加糖コーヒーなど、糖分の多い食品を頻繁にとると、血糖値が急上昇・急降下しやすくなります。
すると、眠気やだるさ、集中力低下につながることがあります。
また、脂質の多い菓子類や揚げ物のとり過ぎも、血糖コントロールを乱しやすくなるため注意が必要です。
生活習慣も集中力に影響します
集中力を保つためには、食事だけでなく生活習慣も大切です。
軽い運動は脳のリフレッシュにつながり、スマホやSNSの見過ぎは集中力を途切れやすくします。
さらに、「よく噛んで食べる・しっかり笑う・質の高い睡眠をとる」といった習慣も、脳の働きやストレスケアに役立ちます。
集中力は、気合いだけで保つものではありません。
毎日の生活を整えながら、少しずつ育てていきましょう。
編集後記
早くも1年の半ばに差し掛かってきました。先月の半ばには最高気温が30度を超え、真夏のような暑さでした。
年々春と秋が短くなっているようです。
例年のことですが、大雨や台風を心配する季節がやってきます。
佐賀市は津波の心配はなさそうですが、冠水には気を付けなければなりません。
火災保険料も更新のたびに値上がりしています。加えて昨今の物価高は頭痛の種ですね。
歯科業界でもほとんどの品物が値上がりしており、クレジットカードの通知を見ると驚いてしまいました。
石油の流通がスムーズになることを願いましょう。


