みのり通信
みのり通信2021年1月号
みのり通信2021.01.04
院長より
新年あけましておめでとうございます。
ちょうど1年前から国内での新型コロナウイルスの感染が広がり始め、春には学校の一斉休校、緊急事態宣言、東京オリンピック中止、新しい生活様式など、今までとは全く異なる時代を経験しています。
この原稿を書いている12月下旬にも感染者が増え続け、医療体制が逼迫しているというニュースが毎日のように流れています。
当院でもスタッフが感染したら患者様に多大なご迷惑がかかるため、最大限の注意を払っています。
昨年12月に鎌田賓先生の講演会があり、新型コロナウイルス感染についてもお話がありましたので、お伝えします。
「ウイルスが100 万個以下であれば感染のリスクは高くないそうです」
そこで換気が必要になる訳です。
今はバスや電車に乗っても、上部の窓が一部開いていますね。
当院ではオゾンによる空気清浄機(5分で室内の空気を入れ替えます)や24時間換気扇を作動させています。
壁に換気口もついていますが、窓も一部開けています。
少し寒いですが、ご協力ください。
「免疫力アップ法」
・太陽に当たる
・朝食を食べる
・体を温める
免疫の中心は腸。
腸に良いものは発酵食品と野菜。
毎日野菜を350g食べるように心がける。
ここからは私の考えです。
冬場は日照時間が短く、日差しも弱くなっています。
太陽に当たることで体の中でビタミンDが合成されます。
ビタミンDは感染症やがんの予防に役立ちます。
車にばかり乗らず、近くのお店には歩いていくなど、外に出ることを心がけましょう。
また、野菜を食べるということはよく噛むことに繋がります。
噛むと唾液が出てきます。
唾液の中に含まれるIgA抗体はウイルスや細菌を捉えて体外に排出する働きをします。
1日1回はゆっくり食事を楽しみましょう。
今年は感染のリスクも抑えられ、落ち着いて過ごすことができるようになることを心から祈っています。
健康お役立ち情報
日々患者様に「ビタミンDが大切です」とお話しています。
ビタミンDの血中濃度が低い人が新型コロナウイルスに感染すると重症化するという報告もあります。
当院で採血した患者様の多くは欠乏状態でした。
ビタミンD はカルシウムとリンの吸収を高めて、骨や歯の健康を保つ、神経や筋肉の機能を維持する、遺伝子の働きを調節するなど体にとってとても大切な働きをしています。
最近では、免疫カアップ効果、発がんの抑制、糖尿病予防、動脈硬化予防、うつ病予防、また、転倒及び歩行能力、血圧コントロール、認知カの維持、自閉症、妊娠しやすい身体づくりなどに有効であるという報告もされるようになってきています。
人がビタミンDを得るためには、食べ物から摂る、日光を浴びて紫外線にビタミンD を作ってもらう、の2 つの方法があります。
当院で取り扱っているヘルシーパス社のブログに「ビタミンD を入れた白菜レシピ」がありましたのでご紹介します。
白菜中の成分の約95%が水分ですが、残りの5%にはカロテン、ビタミンC、ビタミンB群、カルシウム、マグネシウム、カリウム、モリブデンなどの現代人に不足しがちなビタミンやミネラルが含まれています。
水溶性の成分は煮汁に流れ出てしまうため、煮汁ごと食べられるスープや鍋物などで食べるのがお勧めです。
スープにサプリメントを入れるという発想が面白いですね。
この冬、温かい食べ物を食べて、日光を浴びて免疫力を上げましょう。