お知らせ
みのり通信2024年9月号
お知らせ2024.09.01
院長より
8月も暑かったですね。
連日38度を超える猛暑でした。
8月初めにお風呂上りにクーラーの真下の床で明け方まで寝てしまいました。
その後からのどが痛くなり、久しぶりに風邪を引いてしまいました。
スタッフや患者様から「どうしたの?」と心配されるほどのガラガラ声になり、数日間はトローチを舐め続けていました。
この暑さではクーラー無しで過ごすことはできませんが、冷え過ぎや座る場所には気を付けましょう。
先月は医院の外壁塗装工事を行いました。
道路の向かい側のスタッフ用の駐車場を使って頂くようにしましたが、ご不便をおかけしました。
開業して22年目、増築して15年目となりました。
増築する前に一度塗装をしたことがありますが、久しく補修をしていないため、私の年齢も考えて手入れすることにしました。
業者さんのお話では小さい亀裂も多々あったようです。
レンガ部分も補強をしたので私が現役で働く間は大丈夫でしょう。
9月以降年末にかえては内装工事をします。
10年目に待合室と診療室のクロスを全部張り替えて以来です。
室内の雰囲気が少し変わるかもしれません。
毎日頑張ってくれるスタッフのためにスタッフルームなど2回もきれいにする予定です。
私事で恐縮ですが、お盆は仕事と言うことで次女がお盆前に帰省しました。
9日に仕事が終わってから最終便で福岡空港に戻りました 離陸したすぐ後に神奈川県で大きな地震がありました。
8月8日の日向灘の地震の時は車に乗っていて揺れはほとんど感じませんでしたが、携帯がけたたましく地震ですとなってびっくりしました。
その後に気象庁が南海トラフ臨時地震情報を出したため、近い将来、大きな災害が起こると言うことが現実味を帯びてきたように感じます、その後、長女が携帯用、トイレや非常食などをアマゾンでポチって送っていました。
二日間しか止まらなかった娘ですが、美容院に行ってウェストの少し上まで伸ばしていた髪をバッサリ切ってきました。
ヘアドネーションに出すそうです。
切った髪の毛を見た時はぎょっとしましたが、もともと太くてしっかりした上なので、2人分くらい作れるかもしれないね、と家族で話してたことでした。
11日に娘は福岡空港に送った際に、単身赴任のお父さんでしょうか。
お見送りに来ていた小学生の男の子がお父さんにしがみついて大声で泣いています。
一旦は保安検査場に入りかけたお父さんでしたが、あまりに音、男の子が泣くので、戻ってきて肩を抱いてあやしていました。
少し離れたところにいたお母さんやお姉ちゃんも目を真っ赤にしている姿にもらい泣きしてしまいそうでした。
お父さんの姿が見えなくなっても、しゃくりあげる、子供さんの様子を見ながら、「素敵なご家族だな〜」とほのぼのした気持ちになりました。
ところで、待合室の不用品募金を日赤に持っていきました。
私の自宅から持ってくるものだけでなく、患者様から「これ置いてくれる?」 と寄付していただくこともあります。
今回は14,413円でした。
温かいお志をありがとうございました。
お盆休み中に母の荷物や台所を整理していたら、未使用のものがたくさん出てきました。
必要なものがあればお使いください。
健康お役立ち情報
先月は熱中症対策としての水分補給について書きました。
まだ暑い日が続きます。
今月は水分について第二弾をお届けします。
人が生命を維持するために必要な水分量は1日に2.5リットル(成人男性)と言われています。
食事から1.0L、 体内で作られる水から0.3L、飲み物から1.2Lとされています。
体内で作られる水は「代謝水」と言うものです。
脂肪などが体内で燃焼した後にできるもので、「燃焼水」などとも呼ばれます。
そして、呼吸や汗などとして0.9L,尿や便として1.6Lの水分が出ていくことで調整されています。
(図1)。
この夏は熱中症で搬送される患者さんが多いことがテレビなどでも頻繁に取り上げられていました。
通勤時にラジオを聞いていますが、東京の病院の救命救急センターの先生が「のどが渇いたと感じてから水を飲んでも遅い」とおっしゃっていました。
こまめに水分補給をすることを心がけましょう。
ところで「水中毒」という言葉をご存知でしょうか。
水中毒とは水分補給を行う際に水分のみを過剰に摂った場合に起こる症状を指しています。
多量の水分が一気に体内に取り込まれると、血中のナトリウム濃度が急激に低下し、低ナトリウム結晶の状態となります。
主な症状としては、めまい、頭痛、多尿(頻尿)、下痢などがあり、重症化すると嘔吐、錯乱、意識障害、呼吸困難などの症状が表れます。
実際に水中毒が原因での死亡例も報告されています。
1日3000ml以上の水分摂取をすると、水中毒のリスクが上がるため、日常で摂取する水分は1000〜2000mlの間で調整するようにしましょう。
ところでミネラルは様々な代謝経路で重要な役割を担っています。
その中でナトリウム、クロール、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどが体内でイオン化して、体液の調整や体内の輸送を担っている電解質と言われるものです。
高ナトリウム結晶や高(低)カリウム血症なども電解質の異常で起きる疾患です。
発汗や排尿ではこれら電解質も放出されるため、水分補給時に電解質も補っていけば水中毒の予防につながります。
私は戸外で長時間作業する事は滅多にないので経口補水液を飲むことありませんが、毎日仕事の合間に飲む水にイオン化したミネラルを数滴加えています。
(図2)。
激しい運動するときなどは経口補水液の摂取が必要です(スポーツドリンクではありません)。
また、ミネラルの豊富な野菜を食べることも体液の調整に役立ちます。
熱中症も水中毒も「適切な水分を必要な量摂取する」ことで防ぐことができるということを覚えておきましょう。