お知らせ
みのり通信2023年5月号
お知らせ2023.05.01
院長より
新緑の美しい季節になりました。
この原稿を書いている4月半ばには街路樹の花水木がピンクや白の美しい花を咲かせています。
木々の緑も明るいグリーンで生命力を感じさせます。
3月は矯正の講習会を受けるため、日帰りで東京に行ってきました。
天候が悪くかなり飛行機が揺れましたが、静岡付近で雪を頂いた富士山を見ることができました。
やはり富士山はきれいですね(飛行機に乗ると富士山を見たくなる性分なのです)。
そして3月末に所用で京都に行きました。
平日というのに人の多いこと。
日本人も外国人も観光客でごった返しており、コロナ前に戻ったようでした。
(外国人はほぼノーマスクでした)。
帰りの新幹線までに少し時間があったので、ホテルの方に近くで桜がきれいなところはどこですか、と尋ねたところ、「鴨川を歩かれたらよいですよ」と教えてくださいました。
少し歩くと「本能寺」があり、ここで織田信長が自害したのかと神妙な気持ちになりました。
鴨川の土手では座ったり、寝転んだりしている人がたくさんいました。
私も主人と一緒にしばらく川を見ながら座っていました。
鴨川というだけあって、水面には鴨がたくさん泳いでいました。
人に慣れているのでしょう。
すぐ近くまでやってきました。
ぼーっと座って川を眺めることなど何年もなかったことです。
良い気分転換になりました。
自宅に近くにも櫛田宮という由緒ある神社があり、桜がとてもきれいな所です。
仕事帰りにちょっと寄り道してライトアップされた桜を眺めてきました。
山手に行くと仁比山神社があります。
3月下旬はもう桜は散っていましたが、新緑のもみじがとてもきれいでした。
コロナで九年庵も公開されていませんでしたが、今年は見ることができるかもしれませんね。
4月に入って、家に帰ると玄関にタケノコが置いてありました。
以前住んでいた家のご近所の方がいまだに時々お野菜をくださるのです。
掘りたてのタケノコはとても柔らかく美味しかったです。
今年の春は桜もお腹も満たされました。
それから、3月のニュースレターで診療室の観葉植物の新芽のことを書きました。
昨年11月に主人がバッサリ切って枯れたかもしれないと思っていましたが、2月末に小さな芽が出てきました。
それから少しずつ角を出すように伸びてきて3月中旬からはあれよあれよと成長しています。
日々眺めながら生命力の強さに感動しています。
5月は連休に加え、小学校の検診もあるため、休診が多くなります。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
健康お役立ち情報
先月は「スマイルアップ プログラム」をご紹介しました。
そろそろマスクを外す機会も増えてきて口元が気になる方も多いことでしょう。
50歳代後半のとてもダンディーな男性の患者様がチャレンジなさいました。
約2か月後の結果です。
私たちも驚くほど歯が白く、素敵な口元になられました。
お父様の変身ぶりをご覧になって大学生のお嬢様も「私もやりたい!」と言われたそうですが、「自分みたいにまじめにできるかな~」と笑っておられました。
歯が白くなると人と会話する時も自信が持てますし、口紅も明るいトーンに変えてみたりと化粧映えも期待できますね。
また、お茶やコーヒーをよく飲まれる方の歯は着色が付きやすいです。
メンテナンスの際は専用の器具でクリーニングをしますが、ある程度の汚れでしたらご自宅でケアすることができます。
着色除去用のスポンジを使えば結構きれいになります。
私も鏡を見ながらキュッキュッと磨いて茶渋を取っています。
簡単ですので汚れが気になる方は使ってみてください。
それから、マスクを外すと気になるのが「口臭」ではないでしょうか。
口臭の原因は様々ですが、お口の中に問題がある場合は舌の汚れや歯周病に起因することが多いです。
図1のように歯牙の表面には多くの口腔細菌が存在しますが、舌や咽頭などの粘膜は歯牙の表面積の3倍を占めます。
口臭は口の中の細菌がたんぱく質(食べ物のカスなど)を分解して生じるもので、唾液が少なく、厚い舌苔や歯周病があると強くなります。
図2のように舌の表面はデコボコしています。
図3に示すような厚い舌苔で覆われてしまうととても不潔になってしまうのです。
また、神奈川歯科大学の槻木教授の研究では、舌苔の中に新型コロナウイルスが存在することが明らかになりました。
新型コロナウイルスによる重篤な肺炎で亡くなった方の口腔内を調べたところ、非常に不潔で舌苔もとても厚かったそうです。
舌の汚れが誤嚥性肺炎の原因になることは以前から指摘されていますが、感染症の予防という点でも舌や頬粘膜なども清潔にしておきましょう。
なお、舌の清掃には図4に示す「舌ブラシ」を使用されることをお勧めします。