INFOMATION
みのり通信2022年12月号
INFOMATION2022.12.01
院長より
今年も残り少なくなりました。
この冬は例年よりも寒さが厳しくなるそうです。
ウクライナ情勢や円安などで物価が上がっているので、家計を預かる主婦としてはつらいところです。
節電や無駄な物を買わないことなどを心がけたいものです。
医院の玄関横に鉢植えの花を飾っていますが、娘が「味気ない」と言い、主人と二人でDIYに励みました。
寸法を測って、ホームサンタ―で木材を買い、ペンキを塗って休みの日にコツコツと作ってくれました。
ちょっとお洒落な花壇になりました。
さて、先月は小児矯正の講習会に参加しました。
2年ぶりに対面での講習会でした。
毎日いろいろなオンラインセミナーが開催されており、コロナ禍以前よりも時間に追われるようになっていますが、久々にリアルで講義を受けて得るものも多かったです。
大学の同級生も来ていて、話題が「介護」でした。
お互い年を取ったものだと笑いました。
博多駅はクリスマスマーケットが開催されており、イルミネーションが奇麗でした。
患者様からも折り紙で作ったリースをいただきました。
糊は一切使わず、折り込んでいくそうです。
待合室の不用品募金は日赤に寄付しました。
皆様のご厚意に感謝申し上げます。
ところで、お気づきの方はまだ少ないと思いますが、新しい機械を導入しました。
診療台にはたくさんの細い管が付いています。
その中を消毒することは難しく、ホースの中で細菌が繁殖します。
その水を使って治療をするのはとても不潔です。
10年以上前から院内で使う水を全て除菌水に変える[アクラリーテ]という機械を使っていたのですが、古くなりましたので、「ポセイドン」という新しいものに換えました。
洗面所やトイレ、洗濯機の水も全て水道水が除菌水に変わります。
治療中のうがいも安心なさってください。
寒くなるにつれてコロナやインフルエンザの流行が懸念されていますが、口腔環境が悪いと感染リスクが高くなるという報告があります。
日本、ドイツ、アメリカ、オーストラリア、イギリス、スウェーデンという6か国で行った調査によると「歯のケアに時間やお金をかけたくない」という人の割合が日本は30%もあり、6か国中最低だったそうです。
歯ブラシの交換頻度はドイツやイギリスは毎月、日本は何と半年に1回!毛先の開いた歯ブラシでは汚れは取れませんね。
歯間ブラシやデンタルフロスを使用している人も少ないです。
日本人はデンタルリンスやマウスウオッシュの使用率が著しく低く、歯磨き粉の使用率が75%以下という国は日本だけです。
海外とは保険制度が異なるため日本では悪くなったら安価で治療できることもあり、まだまだ予防という概念が根付いていません。
テレビなどで映し出される外国人の口元はとても美しいと思いませんか?欧米諸国では歯ブラシに加え、糸ようじや歯間ブラシは当たり前のこととして使います。
削って治療した歯は生涯にわたって何度も治療が必要になります。
ただ、自分にとって適切な道具を選ぶのは難しいと思います。
そのために歯科衛生士がいます。
ぜひ自分に最適なデンタルケアグッズを提案してもらってお口の健康を守りましょう。
写真の子供たちは2ヶ月毎に虫歯と歯並びのチェックに来てくれます。
可愛いですね。
今年1年ありがとうございました。
皆様よいお年をお迎えください。
健康お役立ち情報
~冬至にちなんで~
今年の冬至は12月22日です。
冬至にはゆず湯に入ったり、かぼちゃを食べる風習があります。
翌日から日が長くなることから、冬至は運気が上昇に転じる日と考えられており、「一陽来復」という考えがありました。
そして、運を呼び込む前の厄払いとして、古来より魔除けの色とされていた黄色いゆずを入れたお風呂に入るようになったと言われています。
また、香りの強いゆずのもとでは邪気が起こらないという考えもあったそうです。
かぼちゃは、ビタミンやカロチンなどを含み、栄養価が高い食材です。
また、夏の野菜でありながら冬まで長期保存ができることから、栄養補給や風邪などの予防としても食べられていたようです。
かぼちゃは硬いので切るのが大変ですが、蒸したり、電子レンジでチンしたりするだけで美味しい一品となるので、我が家の食卓によく登場しています。
ゆずには豊富なビタミンCが含まれており、風邪を予防し、美肌をつくるといわれています。
免疫力を高め、毛細血管を刺激して血行を促進し、保湿作用のあるリモネンなどの香り成分が含まれているとされています。
皮は冷凍保存、種はお酒に漬けて化粧水に、果汁を絞った後はお風呂に入れて、と捨てるところがありません。
今回はゆずを使ったデザートをご紹介します。
この季節になるとスーパーの見切り品コーナーに置いてある柔らかくなった柿を見つけると嬉しくなります。
よく洗ってちょっと力を入れるとぐしゃっと中身が出てきます。
種を取って、ゆずの果汁をかければ美味しいデザートが出来上がります。
瓶詰のゆず果汁でもOKです。
柿の甘さとゆずの酸味がマッチして本当に美味しいのでぜひ試してみてください。
分量は適当です。
自分の好みで果汁を入れてください。
たくさん作って冷凍しておけばシャーベットとして来客の際のおもてなしにも使えます。
以前何人もの方から「お料理上手ですね」とほめていただきました。
混ぜるだけなので恥ずかしいのですが。
大根なますもこれを使えば砂糖は不要です。
また、干し柿の種を取って、ゆずの皮を入れると美味しいと背振の知人から教えてもらいました。
干し柿は糖度が高いので冷凍庫に入れておいても硬くなりません。
昨年は一つずつラップに包んでで作り置きしました。
また、今回は医療用コラーゲンを使って柿のゼリーを作ってみました。
ぬるま湯に粉末のコラーゲンを溶かして上述の柿に入れて冷蔵庫で冷やすだけ。
10分もかかりませんでした。
コラーゲンというと「肌」を連想する方が多いと思いますが、骨の構成成分として重要な役割を担っています。
図のようにコラーゲン摂取により骨量が増大するという資料があります。
閉経後の女性は骨粗鬆症のリスクが高くなるので、日ごろから太陽に当たること、適度な運動、栄養を気にかけておきましょう。