お知らせ
みのり通信2021年3月号
お知らせ2021.03.01
院長より
2月は春のような暖かい日があったかと思うと雪が降ったりして気温の差が激しかったですね。
咳やくしゃみをすると人目が気になるので、とにかく風邪を引かないようにと気を付けていました。
暖かい春となり、早く新型コロナウイルス感染が収束することを願っています。
2月2日はみのり歯科診療所の開業日でした。
今年で19年目を迎えました。
開業した時は30代でした。
銀行との交渉、設計士さんや建設会社との打ち合わせ、医療機器の選定や購入、行政機関への届け出などよく一人でやったものだと思います。
右往左往する中、たくさんの方に支えていただきました。
長いお付き合いの患者様が増えてきて、私自身も年を重ねることにより、生体の時間的な変化というものがようやく分かるようになってきました。
今お口の中に現れている現象が何によってもたらされているかということを考えるようになり、虫歯一つに対しても簡単に削って詰めるのではなく、その背景を類推するようになりました。
平均寿命が延びることで、歯を使う期間も長くなります。
如何にして健全な口腔環境を守ることができるかを日々考えながら診療しています。
そしてこの1年は新型コロナウイルス感染症により、かつてないほど皆が健康に気を配るようになりました。
今まで学んできた知識を生かして、お口の健康を守ることが感染症の予防になり、免疫力を高めるということをお伝えしていきたいと思います。
そして、患者様からお祝いをいただきました。
お赤飯やお菓子、ふわふわのだし巻き卵。
毎年開業日に届けて下さる患者様がいらっしゃいます。
スタッフと美味しくいただきました。
心から感謝申し上げます。
また、スタッフからもお花をもらいました。
治療の結果が実るように、患者様との関係が実るように、赤ひげ先生のように心のこもった診療ができるようにという思いを込めて「みのり歯科診療所」と名付けました。
これからも初診を忘れないよう努力してまいります。
健康お役立ち情報
一昨年まで毎月のように東京に通っていた様々な講習会がこの1年でほとんどオンライン受講できるようになりました。
最近受けたセミナーで皆様のお役に立てるものがありましたので、ご紹介します。
セリスタという医療機器の会社が主催した愛媛大学抗加齢予防医療センター教授の伊賀瀬先生の「血管を守るために!」というお話です。
日本の高齢化率は25%を超え(2020年で百寿者は8万人を越えました)、「人生百年時代」が到来しました。
この長い人生を健康に生きるための知恵や工夫をお話くださいました。
ヒトは「みため」とともに老いるのか?ということについて面白いデータをお示しくださいました。
一卵性双生児は同じ遺伝子清報を持っています。
けれども生活環境によって疾病率や寿命も変わってきます。
双子ではみためが老けているほど握力が低い、ぼけやすい、死亡率が高いそうです。
また、みためが老けている方が先に死亡するそうです。
そして、「みため」年齢が若いヒトは血管(身体)も若い、「シミ」が少ないヒトは血管(身体)も若い、という結果 が出ているそうです。
このようなお話を聞くと、美容やおしゃれに気を遣うことが健康にも役立つということが分かります。
最近は男性でもシミやしわを気にする方が増えています。
つい口から出てしまう「もう年だから」という言葉に気をつけましょう。
「みため」が若いということが年を重ねても健康で生き生きと過ごすための一つの要因であるということが示されたのですから。