INFOMATION
みのり通信2020年8月号
INFOMATION2020.08.01
院長より
今年も大雨が降りました。
佐賀県でも昨年は大きな被害が出たこともあり、大雨警報や洪水警報が出るとドキドキします。
診療中も携帯電話のアラームが鳴り、窓に打ち付ける雨の音にびくびくしていました。
昨年はクリニック近辺も冠水してたくさんの車が立ち往生していましたが、今年は被害がなくほっとしました。
けれども、熊本や久留米、大牟田など近県ではたくさんの死者が出てしまいました。
家屋が流されたり、会社に大きな損害が出てしまったニュースを見ると胸が痛みます。
気象庁は「50 年に一度の大雨」という言葉を繰り返しています。
温暖化の影響なのでしょうか。
これからも毎年線状降水帯の恐怖を感じながら過ごしていかなければならないのでしょうね。
秋までには台風の襲来もあるでしょう。
ハザードマップや防災グッズも確認しておきましょう。
6月だったでしょうか?
小学校1年生の患者さんから可愛いお手紙をもらいました。
開けてみると、「おねえちゃんだいすき」と書いてあります。
数年前は新卒で入った衛生士が複数いたのでスタッフの平均年齢が20代半ばでしたが、この2年ほどでかなり上がりました。
春から勤務し始めた受付の公門以外は皆主婦です。
「おねえちゃんってだれ?」と不思議に思って聞いてみました。
なんと私を指さすではないですか!
びっくりして皆で大笑いしました。
「笑点」なら、「座布団1枚!」というところでしょうか。
思わず、「お土産2つあげる」と言ってしまいました。
実年齢よりマイナス5歳を目指したいものですね。
待合室の掲示板にもポスターを張っていますが、いろいろな会社から「飲む日焼け止め」が販売されています。
シミは気になりますが、日本女性はUVケアのために血中ビタミンD濃度がかなり低値です。
30μg/ml以下で不足、20μg/ml以下で欠乏とされています。
日本女性の95%はビタミンD不足という報告もあります。
ビタミンDは免疫力向上や癌の予防、骨粗しょう症や認知症の予防にも深くかかわっています。
コロナウイルスの感染が問題になって以来、希望される方には採血を行っていますが、20μg/ml以上の方は一人もいらっしゃいませんでした。
また、目に入る紫外線もよくないとされています。
飲む日焼け止めであれば目の保護にもなりますので、外出する2, 3時間前に飲むとよいでしょう。
当院で取り扱っているのはメデイカルサプリメントです。
医療機関のみで購入できるもので材料が厳選されており、国が定めたGMP工場で生産されています。
現代は加工食品が多く、食事だけで栄養を賄うことが難しくなっています。
疲れやすい、気力が出ないなどの原因が必須ビタミンやミネラルの不足である可能性があります。
ご興味がある方はお尋ねください。
健康お役立ち情報
緊急事態宣言による巣ごもり生活が続いていた影響で、日本人の51%が太ったそうです。
パンやパスタ、カップ麺、冷凍食品が多くなり、低タンパク質・高糖質食に偏ってしまうとどうなるでしょうか。
たくさんの糖質が体に入ると膵臓からインシュリンがどっと出て、血糖値を下げ、糖質を速やかに脂質に変換するので太ってしまうのです。
一度太ると痩せるのはなかなか難しいですね。
食事から摂る「糖分(ブドウ糖、果糖)」と、体内のたんぱく質が反応し、たんぱく質本来の機能を低下させてしまう現象を「糖化」といいます。
糖化による糖化産物(AGEs)の生成と蓄積は、肌の老化、骨の質の低下、動脈硬化、糖尿病の合併症の他、たんぱく質に関わる多くの臓器が障害を受け、体全体の老化につながると言われています。
糖による体へのダメージを「糖化」と呼び、「体のコゲ」とも表現されます。
糖化の原因には、「糖分の過剰摂取」、「野菜・果物などの不足」、「運動不足」などがあります。
ホットケーキや肉を焼いた時の美味しそうなコゲは、糖化(メイラード反応)といい、同じようなことが体内でも起こることが分かってきています。
先月、飲み物に含まれる砂糖の量についてお話ししました。
砂糖には麻薬性があります。
少し古い資料ですが、新聞記事をご紹介します。
それによると日本人の5割が砂糖中毒だそうです。
子供たちが学校から帰ってきて冷蔵庫を開け、冷たいジュースをゴクゴク飲むという生活にならないように気をつけましょう。