INFOMATION
みのり通信2021年7月号
INFOMATION2021.07.01
院長より
暑い夏がやってきました。
この原稿を書いている6月下旬、未だにオリンピックの入場数が決まっていません。
ワクチン接種も職域摂取や大 模摂取など様々な方法が始まりましたが、変異株の問題もあり、どのような形で感染が収束していくのでしょうか。
ワクチン接種に関しては若い人ほど発熱や体の痛みなどの副反応が出やすいといわれています。
当院では、ワクチンを打った翌日にスタッフが出勤できない可能性を考えて、6月11日、12日を休診とさせていただきました。
予約が入っていた患者様にはその旨をご説明して変更させていただきました。
ご迷惑をおかけしました。
ところが、一人に腕の痛みと37度程度の発熱があったのみで、皆至って元気でした。
スタッフの友人などは皆熱を出したそうです。
「ビタミンCやビタミンDを飲んでいたからではないでしょうか」と
スタッフが言いました。
ビタミンC,D, 亜鉛などが感染予防に有効ということが所属する研究会からアナウンスされていたため、昨年
4月くらいからスタッフにはビタミンCとDを飲ませるようにしていました。
その結果免疫力が上がっていたのではないでしょうか。
昨年末には佐賀県でもPCR陽性者が増えてきたために、家庭内感染のリスクを考えて毎月スタッフの家族分もビタミンDを支給しています。
やみくもに感染を恐れる必要はありませんが、自分の身は自分で守るということを忘れないようにしたいと思っています。
ところで、いたって元気だったスタッフは子供たちが学校や保育園に行っている時に優雅に一人で
ランチに行き、久々にリフレッシュできたそうです。
たまには家事から解放されることって必要ですね。
私は4月に人間ドックに入り、胃がんとの鑑別の為に生検を受けました。
その際甲状腺の問題を指摘され、この休みを利用して検査を受けました。
いずれも問題なくほっとしました。
この年齢になるといろいろと問題が出てきます。
そろそろ無理をしない働き方を考えていく時期になってきたように思います。
検査の後で、主人が「たまには気分転換するほうがいいよ」というので、特に目的地を決めることなくドライブしました。
太良町の海岸で休憩した時に丁度干潮の時でした。
これほど潮が引いた光景を見たことがありません。
自然のなせる業に感動しました。
また通信5月号で「SIXPAD」を昼食とデスクワークの時に使っているということを書きましたが、
少々歩いても膝の痛みがなくなりました。
宣伝するわけではありませんが、筋肉は大切だとつくづく思います。
これを機に運動するよう心がけます。
健康お役立ち情報
暑い夏には冷たい飲み物が欲しくなります。
スーパーやコンビニに行けばたくさんの飲み物が並んでいます。
でもその飲み物が体の不調に繋がっているかもしれません。
どのようなものを選ぶべきか考えてみましょう。
スポーツ飲料や炭酸飲料などは酸性度が高いものが多いです。
PH5.5以下でエナメル質が溶けてきます。
象牙質はPH6.5以下で溶け始めます。
のどが渇いたからとだらだら清涼料水を飲んでいたら虫歯のリスクが高くなってしまうので気を付けましょう(図1)。
また、清涼料水にはたくさんの砂糖が含まれています(図2)。
発汗が多く水分が不足している時に糖分を含む飲み物を摂ると、血液の浸透圧が上昇します。
浸透圧の上昇は熱中症の原因の一つとされています。
そして飲み物に入っている糖分の多くは人工甘味料です。
代表的なものとして、アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK などが挙げられます。
砂糖と同じ甘さにするためには人工甘味料はとても安くできるのです(図3)。
そのような人工甘味料を多く摂ると腸内環境が悪くなるという報告があります (図4)。
また、多量の糖分を取ることで、血糖値が安定せず、動悸や頭痛、めまい、疲労感、イライラ、キレやすい、などの症状とも関係があると指摘されています。
飲み物を買うときにどのような成分が入っているか確めてみるとよいでしょう(図5)
当院ではメディカルサプリメントを取り扱っています。
子供のいるスタッフからの要望でレモン風味の粉末タイプのサプリメントを取り寄せました。
食物繊維が1包に2.9gも入っているため、食事の際に飲むと糖の吸収をゆるやかにしてくれます。
ビタミンCも600mg入っており、ノンシュガーなのでイオン飲料を飲むより安心です。
粉末なので水や炭酸水に溶かすだけでなく、ヨーグルトに混ぜたり、ゼリーを作ることもできます。
ご希望の方は受付にお声がけください。