みのり通信2025年3月号｜佐賀市で歯医者をお探しならみのり歯科診療所へ

院長より

年末に長年通院してくださった患者様が亡くなられ、ご家族からご丁寧なお手紙をいただきました。

亡くなられたことはとても悲しく寂しかったですが、お手紙を拝見して、「患者様との良い関係が実るように」という開業時の理念が少しずつ形になってきたように思えました。

これからも良い診療をご提供できるように精進してまいります。

ところで、待合室に設けている「ご自由にどうぞ」のコーナーでいただいた募金を半年に一度日赤に持って行っています。2024年下半期の募金額は11,746円でした。

皆様の暖かいお志に感謝申し上げます。

宝塚で、市民病院を建て替えるための資金として274億円を寄付されたご夫妻がいらっしゃいましたね。

桁が違いすぎてピンときませんが、日本にもこのような篤志家がいらっしゃることに感動しました。

欧米では「十分の一献金」という、所得の1/10を寄付するという風土があり、高所得者がドンと寄付をしています。それに引き換え裏金問題など日本の政治家は、などとつい比較してしまいます。

近頃は未使用の雑貨や衣類など患者様からのご提供もあります。小さなコーナーですが、捨てずに使えるものはシェアしていきたいものです。

母が亡くなって３年が過ぎ、少しずつですが家の中を片付けています。

押し入れの上の天袋を開けると（多分20年以上開けたことがないと思いますが）、洋服箱が積んで、母の洋服だけでなく、父の背広などもありました。

母が父の思い出にといくつか残しておいたのでしょう。

その中に茶色に変色した封筒があり、開けてみると色紙が入っていました。

一つは昭和の大横綱「大鵬」の手形でした。地方巡業の時にもらったのでしょうか。

私の手を合わせてみると意外と大きくないです。

そういえば、父が「大鵬関は体は大きいが、思ったより手が小さかった」と語った言葉を遠い昔の記憶から思い出しました。

もう一つは「好胤」という印から検索すると薬師寺の管長だった高田好胤さんの色紙でした。

いくらくらいするものかと興味本位でネットで調べてみるとどちらも千円から三千円位のようです。

若い方ならメルカリやヤフオクなどで売るのでしょうが、私はそのような経験がないのでどうしたものかと思案しています。

とにかく物を増やさない、不要なものは処分することを心がけ、この世を去るまでにはすっきりとした家になるようにして、子供たちに迷惑をかけないようにしたいと思っています。

ところで、花粉が飛ぶ季節になりました。

日ごろから患者様にはビタミンDの摂取が大切であることをお伝えしていますが、鼻うがいも有効です。

健康お役立ち情報でご説明しますが、お口ポカンの子供さんもぜひ毎日の習慣に取り入れてみましょう。