みのり通信2024年4月号|佐賀市で歯医者をお探しならみのり歯科診療所へ

みのり歯科診療所

診療時間

TEL:0952-27-8566

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休診日:日曜・祝日・年末年始・学会研修日

INFOMATION

みのり通信2024年4月号

INFOMATION2024.04.01

みのり通信2024年4月号

休診日のお知らせについて
休診カレンダーに一部変更がございます。
4月の4日午後、11日午後、25日午後、20日(土曜日)が休診となります。
また、5月の2日午後、16日午後、23日午後、30日午後が休診となります。ご了承下さいませ。
休診カレンダー

院長より
新学期が始まりました。
当院に通院してくれている新1年生にランドセルの色を尋ねると女の子は紫色が多いようです。
男の子も黒だけではなくなってきているようで、多様性を感じますね。
少子化問題を抱える日本ですが、子供たちの笑顔が溢れる世の中になってほしいものだと思います。
先日ANAの機内誌に岩手県盛岡市の「石割桜」が載っていました。
このエドヒガンザクラは国の天然記念物にも指定されており、根回り4.3m、樹齢350年から400年とされ、そのたくましい生命力で巨大な花崗岩を割って立ち、毎年美しい花を咲かせ、東北では復興の象徴として大切にされているそうです。
大きな岩の真ん中から立ち上がり、満開の花を咲かせた大きな桜の木の写真が写っていました。
戦争や災害をくぐりぬけ、毎年花を咲かせるその生命力に感動しました。
人生においては困難な状況に遭遇することがありますが、自然の持つ生命力を思い返してみるとよいのかもしれません。
今回の読み物に「下町ロケット」で有名な植松さんの記事を掲載しました。
植松さんは「どうせ無理」という言葉を使ってはいけない、とおっしゃいます。
「この言葉が連鎖して、可能性を奪われた人が今度は他人の可能性をも奪ってしまう。
そしてその方向は自分よりも優しく弱い人に向かう。
」とも言われます。
これを読んでハッとしました。
我が子や周囲の人に「それって無理なんじゃない?」と何度口にしてきたことでしょう。
これからは禁句にしなければ、と肝に銘じました。
3月は大阪、東京と2回も遠方に出かけました。
大阪では「ZONE PIECE」というマウスピースについての講習を受けてきました。
スポーツの時の歯の保護、かみしめ、顎関節症などに対していろいろな種類のマウスピースがあります。
「ZONE PIECE」は姿勢の改善や気道の確保(呼吸の安定化)、身体能力の改善・向上、集中力の向上など様々な点で効果があるようです。
今まで3,000人以上のアスリートが使用しているという実績があり、また100ます計算など学習面でも効果があるようなので、ぜひ試してみたいと思います。
東京は波動療法のクリニック訪問と主人の実家のお墓参りに行ってきました。
いつもは受診してすぐに電車に乗るのですが、今回は時間があったので表参道というおしゃれな街を少し歩いてみました。
表通りには名だたるブランドショップが並んでいて、どこも入場制限をするほど混雑していました。
物価高で生活が苦しいというニュースばかり目にしているので、どこか違和感を覚えてしまいました。
大通りをまっすぐ行くと明治神宮がありました。
結婚した翌年に初詣をしたことを思い出し、35年振りに参拝しました。
鳥居に菊のご紋が入っていたので、「明治神宮って明治天皇を祭ってあるの?」と思い、調べてみるとそうでした。
学のなさを恥じた次第です。
神宮外苑といえば太平洋戦争末期に学徒動員の壮行会が行われた場所であることを思い出し、今平和に過ごせることを改めて感謝しました。
鳥居・日本アルプス
行きの飛行機で雪をかぶった富士山と日本アルプスが見えました。
富士山はきれいですね。
列車に乗るとすぐに寝てしまうのですが、晴れている日に飛行機に乗ると富士山を見るまでは寝ないように努力しています。

健康お役立ち情報
2月に福岡県の小学校で給食のうずらの卵がのどに詰まって窒息死してしまうという痛ましい事故がありました。
全国版のニュースでも大きく取り上げられ、うずらの卵やミニトマトを献立から外すという地域も出ているようです。
詳細が分からないので断言することはできませんが、恐らく下顎が後退していたり、舌や唇の力が弱い子供さんではなかったかと思います。
3月7日に赤松小学校の3年生とその保護者を対象に話をすることになっていたので、今の子供たちの現状と将来想像される心配事について述べてきました。

超高齢化社会を迎え、厚労省は高齢者の「フレイル(虚弱)」を防ぐためお口の機能低下に対しての検査やリハビリを歯科医院で行うことを推奨しています。
6月の点数改正では子供に対しての検査項目も増えるようです。
口腔機能が低下すると炭水化物中心の偏った食事となり、筋肉が衰え、転倒のリスクが高くなります。
また、誤嚥・誤飲も起こしやすくなります。
図1のように、健全に口腔機能が発達すれば高齢期になって緩やかに機能が低下します。

けれどもしっかり機能が育たなければ早い段階で衰えてくるのです。
子供さんの口が開いている(図2)、いつまでも口の中に食べ物をためてなかなか呑み込めない、唇を閉じずにくちゃくちゃ音を立てて食べる、口を閉じると頤部に梅干ししわができる、などがあると口腔機能が発達していない可能性があります。

講演の中で実習も行いました。
だし昆布を前歯で咬み切ることができない子、ガムを噛んで舌で丸めることができない子、咬んだガムを上あごに広げることができない子、などお口の機能が十分ではない子がたくさんいました(図3)。

授乳から離乳期にかけて獲得しなければならなかった機能をどのように育てていけばよいでしょうか。
以下にまとめましたので参考にしてください。
時間がかかっても根気よく取り組んでいきましょう。
1.足を床に付けて正しい姿勢で食事をしましょう
2.食事が終わってから水やお茶を飲みましょう
3.食材を選びましょう(繊維質を多く、煮込みすぎないようにしましょう)
4.リズミカルに咬んでだらだら食べないようにしましょう
5.前歯でかぶりつきましょう