INFOMATION
みのり通信2021年4月号
INFOMATION2021.04.01
院長より
新学期になりました。
昨年は緊急事態宣言により学校行事も中止されたり簡略化されました。
今もまだ気を抜くことはできませんが、オンラインやキャッシュレスなど新しい世の中に柔軟に対応できるようになりたいものです。
とはいうものの、ITには弱いので、横文字の言葉になかなかついていけませんが。
先月、患者様から沈丁花をいただき、玄関に飾りました。
素敵な香りが待合室に漂い、リフレッシュできました。
我が家にも小さい木があります。
例年、2月の寒さの中に沈丁花の香りが漂ってくると春の訪れを感じます。
玄関とトイレに花を飾ることが開業当初から続けていることの一つです。
メンテナンスの方を除けば、歯科医院というところは誰でも少なからず緊張するもの。
生花をご覧になって待合室で少しでもリラックスしていただければ、と思います。
診療室の観葉植物はいずれも開業時にお祝いで頂いたものです。
もう19年目です。
パキラが生い茂っていたため、1本の枝を11月に主人がバッサリ切りました。
枯れたらどうしようと思っていましたが、切り口から新芽が出てきました。
本当にきれいなグリーンで日に日に伸びています。
葉っぱの数も増えてきました。
毎日眺めながら生きる力を貰っています。
ところで、登録している医療系のサイトにとても素敵な記事がありましたのでご紹介します。
1年前のロックダウン下でのイタリアでの出来事です。
イタリアの大きな病院で毎日多数の死者が出て医療従事者も疲弊していました。
そこでクレモナ在住の日本人バイオリニストが病院から依頼されて屋上でバイオリンの演奏をしたのです。
その時の映像がYouTubeで紹介されていました。
映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネの「ガブリエル」という曲です。
素晴らしい調べに屋上を見上げる人々の表情が印象的でした。
本当に音楽には心を癒す力があるのだと思いました。経済的な支援も必要ですが、ヨーロッパは芸術に対する深い理解があるのだと感じました。
こちらは医院のブログに載せていますので、よろしければご覧ください。
健康お役立ち情報
先月、健康のためには「みため」が重要と書きました。今回は愛媛大学抗加齢予防医療センター教授の伊賀瀬先生の「血管を守るために!」というお話の続きです。
「たった20秒であなたの(脳の)健康状態を検査できます」というテーマです。
フレイルという言葉をご存じでしょうか。フレイルとは、健康と要介護の間にあり、適切な介入により健康に戻ることが可能な状態のことを指します。
そのフレイルを包括的に評価する方法として「開眼片足立ち検査」があります。
開眼状態の被験者を両手を楽にして左右どちらかの足で最大60秒間片足立ちさせます。
上げた足をつく、あるいは軸足がずれた時点で終了し時間を記録する(2回計測し良い方を採用)というものです。
開眼片足立ち時間が短いと大腿筋断面積が小さい(筋肉減少)、骨密度が減少(骨量低下)、かくれ脳出血が多い、認知症の存在を疑うなどの所見があるそうです。
1日3回60秒片足立ちをすると、しっかり立てて転びにくくなるし、骨密度も増えるそうです。
特に高齢の女性は骨粗しょう症で注射を打っている方が多いですが、抜歯をすると顎の骨が炎症を起こして骨髄炎になることもあります。
そのため、そのような薬を使っている方は整形外科の先生と相談して3か月間薬を止めることもあります(その間抜歯はできません)。
鎌田責先生もよく「貯金よりは貯筋」とおっしゃいます。
皆様、ぜひ開眼片足立ちを日々の日課に取り入れましょう。