お知らせ
みのり通信2019年10月号
お知らせ2019.10.01
院長より
8月28日の大雨、大変でしたね。
ニュースレターの原稿は25日までに書いて、データを印刷所に送ります。
28日は9月号の原稿を送った後でしたので、1か月遅れの報告になります。
5年ほど前にも大雨で、医院の裏の水路が溢れて怖い思いをしましたが、今回はもっと凄かったです。
自宅周辺の道路も冠水しましたが、34号線は普通に通行できました。
主人に送ってもらったものの、片田江付近から水かさが増し、竜谷高校の手前で車で進むことをあきらめました。
膝まで水に浸かって「病院が床上浸水していたらどうしよう」と、ドキドキしながら歩きました。幸い、被害はありませんでしたが、武雄や大町の状況を知り、自然災害の怖さを改めて実感しています。
千葉県でも停電が続き、ライフラインがいかに大切かを痛感しました。
北極圏の氷がどんどん溶けているとのこと。地球温暖化によって、ますます災害が増えることが懸念されます。
そして9月22日の台風。
夜半から風が強くなり、佐賀では最大瞬間風速40mを記録。
翌日、子供を高速神崎バス停まで送ったついでに仁井山神社に行きました。
風でたくさんの木の枝が折れていました。今年の九年庵の紅葉はどうでしょうか。
ところで、8月に矯正の勉強に東京に行き、浅草のホテルに泊まりました。
浴衣を着て歩いている外国人がたくさんいて、日本情緒を楽しんでいるようでした。
おみくじを引いたら「凶」が出てしまいました。
近くにいた若い方達が、「ここは凶がよく出るんだよね」と言っていたのが聞こえました。
そういえば10年以上前に子供と母と4人で行った時、私以外の3人が「凶」を引いてしまい、お守りを売るためだろうか、などと話していたことを思い出しました。
その母は今、圧迫骨折のため入院していますが、当時は自分の足で地下鉄の階段を上り下りして仲見世などを歩いて見物したことを思い出し、少し寂しくなりました。
翌日、電車の中で「人をぶっちゃダメなんだよ」というポスターが目に留まりました。
2018年の鉄道係員に対する暴力発生件数は630件にも上るそうです。
あおり運転もそうですが、イライラしたりカッとなったりする人が増えているのでしょうか。
相手が狂気を持っていたらと思うと、駅員さんも緊張の日々だと思います。
8月末から1か月間、主任の原が病気で休んでおりました。
日常業務に支障がないまでに回復し、笑顔で復帰してくれました。
その間、他のスタッフが連携して頑張ってくれました。
11月に出産を控えた荒島は大きなお腹を抱えながら協力してくれました。
皆に感謝です。
健康お役立ち情報
今月はお口と全身との関係についてお話します。
この1年で新しい衛生士が3人加わりました。
どのスタッフも「ここの患者様は皆さんお元気でお口の中がきれいですね」と言います。
定期的に指導に来てくださるカリスマ衛生士の薄井先生も、「東京の患者さんと変わらない」とおっしゃっています。
杖をつかずに歩いて来られる90代の患者様が何人もいらっしゃいますし、その中のお一人は29本しっかりとしたご自分の歯をお持ちです。
皆様かくしゃくとしておられるので、カルテを見て、昭和一桁とか大正生まれの生年月日を確認し、いつも驚いてしまいます。
近年様々な統計資料が出されています。
歯の数が多いほど年間医療費が少ないということも明らかになっています。(図1)
認知症との関係を見てみると、歯がほとんどなくて義歯を使用していない人の方がリスクが高くなっています。(図2・3)
歯が少なくても義歯を使用している人のリスクが低いということは、歯が抜けた後に放置せずにきちんと噛めるように治療すれば認知症になりにくいというこです。
図4のように、高齢者がガムをかんだ時に前頭前野が活性化することも明らかになっています。
そして、脳の感覚野と運動野が体のどの部分に対応しているかを調べた「ペンフィールドの脳地図」(図5)を見てみると、上唇から咽頭にかけての領域が脳の3分の1以上を占めていることが分かります。
これを立体的に表したのが、「ホムンクルス人形」(図6)です。
口腔領域が脳の中に占める割合はとても大きいのです。
ですから、よく噛むこと、話をすることはとても大切なのです。