みのり通信7月号|佐賀市で歯医者をお探しならみのり歯科診療所へ

みのり歯科診療所

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INFOMATION

みのり通信2019年7月号

INFOMATION2019.07.01

みのり通信7月号

7月休診カレンダー

院長より

6月中旬にこの原稿を書いていますが、まだ梅雨入りしていません。ダムの貯水率もかなり少なくなっているようです。長女が2歳の時だったと思います。渇水のために神崎では夜9時から断水になりました。当時大学病院に勤務しており、久留米から急いで帰って夕食を食べ、入浴、洗濯と時計とにらめっこしながらバタバタ過ごした夏でした。蛇口をひねれば水が出て、スイッチ一つでお風呂が沸き、タイマーを掛ければ温かいご飯ができ上るという便利な生活を当たり前と思ってはいけませんね。昨年は豪雨で避難勧告が出ましたが、これからの季節は雨と台風を気にしなければなりません。大きな災害に見舞われることがないことを願うばかりです。

受付・坂本の結婚式

5月下旬から新しいスタッフが加わりました。歯科衛生士の松永絹子です。3人の子どもを育てながら正社員として頑張っています。キャリアも長く、勉強熱心なスタッフです。よろしくお願いいたします。

そして6月初めには受付の坂本がハワイで結婚式を挙げました。もともと色白なので日焼けを心配しましたが、少し赤くなった程度で無事に帰ってきました。楽しい思い出をたくさん作ってきたことでしょう。私が学生の頃は女性の結婚期が24歳くらいだったと思います。今では30歳近くなっており、生涯未婚率も高くなっています。娘二人を持つ親としては人並みに結婚して幸せな家庭を築いてほしいと願っていますが・・・・・

今年幼稚園に入園した子供さんから素敵なプレゼントをもらいました。治療に来る途中の道端でお花を摘んできてくれました。小さな手に握ったお花を「先生、ハイ」と差し出してくれました。お母様と手をつないでお話ししながら歩いてきた姿が目に浮かび、忙しい毎日を過ごす中で心温まる出来事でした。余談ですが、我が家の子育ては多くの部分を母が担っていました。長女が小学1年生か2年生の時にドラえもんの映画を見たいと母にねだったそうです。今の映画館と違って1回ごとに入れ替えではなかったので、4回も見続け、母はずっと寝ていたらしく、腰が痛くなったと笑っていました。若い母親だったらとても付き合えないでしょうが、お爺ちゃん・お祖母ちゃんはゆとりがあるので広い心で孫を育ててくれますね。

かわいい男の子から貰ったお花

5月に小児歯科の専門医で有名な神谷先生が長野からいらしてくださいました。佐賀県はフッ素洗口の幼稚園や小学校での実施率が全国でもトップクラスとなったこともあり、虫歯はかなり減少しました。当院でも全ての年代の患者様にフッ素塗布を行っていますが、神谷先生からアパタイトとカルシウム・マグネシウムをフッ素と混ぜるとさらに効果が出るということを教えていただきました。早速、アメリカからカルシウム・マグネシウムのサプリメントを取り寄せて実施しています。レモン味とベリー味で今までフッ素を嫌がっていた子供たちも「おいしい!」と喜んでくれています。

 

 

おいしいカルシウム・マグネシウム

健康お役立ち情報

 

先月は「体組成計」をご紹介しました。

今回は「骨密度計」です。

 

中高年以上の方にとっては「骨粗鬆症」はとても心配な病気の一つだと思います。

閉経後の女性は急激に骨量が減少します。骨粗鬆症になると骨折のリスクが高くなるので、若いうちから骨を強くすることはとても大切です。

 

ところで、骨粗鬆症というと腰や大腿骨の骨がもろくなる病気だと思っておられないでしょうか。

実は骨密度と歯周病の進行に関係があるという報告が多数あります。顎といっても全身の一部なのですから当たり前ではありますが。

ご高齢の方は整形外科で骨密度を測定される機会も多いと思いますが、腰痛などの自覚症状がない世代の方はなかなか測るチャンスがありません。

全身骨と顎骨の骨粗鬆症の関係

 

歯科の2大疾患の一つが歯周病です。

歯を支える骨が減少すれば当然グラグラになり、抜けてしまいます。

当院では早い段階から骨粗鬆症を防ぐためにも骨密度の測定が必要と考えており、骨密度測定器を導入しています。

歯周病は顎の骨粗鬆症

また、25(OH)VDという血液検査の項目をご存知でしょうか。

25(OH)VDは最終的には体内で活性型VD3と言われるものに変化し、腸におけるカルシウムの吸収を促進して骨への供給を助けたり、あるいは、免疫力の維持に貢献したりすることがわかっています。

近年、ビタミンDはその重要性が認識され研究が急速に進んでいますが、まだまだわかっていないことがたくさんあり、今後も、ヒトの健康に様々な面で貢献していることが明らかになると思われます。

ちなみに、血液検査の結果、その値が低く、体内に不足していることがわかったとしたら、それは将来の骨の脆弱性すなわち骨折しやすさに繋がるかもしれませんし、歯やインプラントを支えている歯槽骨の脆弱性に繋がる危険性が高まります。

 

当院では、上記のようなリスクを低下させる目的で、定期的に25(OH)VDの血中レベルを計測し、いつも50ng/ml以上を維持されることをお勧めしております。

食生活や生活環境の改善とともに、品質の確かな活性型VD3サプリ(医療機関専用)をお勧めしております。