衛生面について
歯科医院で使用している器具は、血液に触れるものが多く、患者様の中には
「本当に消毒してるのかしら?」
「本当に清潔なのかしら?」
と心の中では不安を抱いていらっしゃる方もおられると思います。
院内感染という言葉を聞いたことはありますか?
院内感染とは、医療施設内でエイズウイルス・肝炎ウイルスなどが、違う患者様から他の患者様へ感染することをいいます。
院内の感染予防対策が不十分だと歯科治療を受けている間に感染してしまう恐れがあります。
当院では、
「EO水」「高圧蒸気滅菌器」「ホルマリンガス滅菌器」「クリアテック」「アクラリーテ」
などを用いて安全、安心な滅菌システムを完備し清潔で安全な環境づくりに努めております。
- 滅菌とは・・・すべての微生物を科学的、物理的手段で殺滅するか、完全に除去し、無菌状態とすること。
- 消毒とは・・・人畜に有害な微生物または目的とする微生物だけを科学的・物理的手段で殺滅すること。
- 洗浄とは・・・流水と洗剤を用いて、目に見える汚れを洗い落とすことと定義付をしています。
当院では、このような器械を用いて器具の滅菌を行っています。
EO-003浄水器(EO水生成器
うがい用の水やプラスチック製品の消毒・手洗い等に用いて院内感染を予防します。B型・C型肝炎ウイルスにも大変有効です。
オートクレーブ(高圧蒸気滅菌装置)
高圧の蒸気をかけることにより、金属製器具の滅菌ができます。
ガス滅菌機
ゴム製品・シリコン製品・ガラス製品の滅菌、その他、様々なウイルス(HIV、HBV)の滅菌においても非常に有効です。
中性電解水(アクラリーテ)
ユニットの中を通すことで除菌されたきれいな水で治療を受けて頂けます。
クリアテック空気洗浄システム
空気中の汚れや臭い、細菌等を殺菌し院内の空気感染を予防しています。 マイナスイオンを発生させて清潔で快適な空気環境をつくっています。
治療が終わった患者様が退室されてから当院が行う滅菌について
1. スリッパの消毒
スリッパは患者様をお見送りした後、消毒室に持って行きます。
そこでEO水を使ってキレイに清拭し、スリッパボックスに並べます。
2. 診療台の消毒
使用した器具を消毒室に持って行った後、診療台やその周囲を強アルカリ水とEO水で拭きます。
3. 器具の消毒
使用後の器具を強アルカリ水に浸透させて、血液、タンパク質を除いた後、EO水で洗います。
4. 超音波洗浄
強アルカリ水を入れた超音波洗浄器に入れて、タンパク室や細かい汚れを取り除きます。
5. 滅菌パック
その後、器具を種類別に滅菌パックに入れます。
6. 滅菌装置
オートクレーブ(高圧蒸気滅菌装置)に入れて121℃または135℃で滅菌します。歯を削るときに使う道具や根の治療に使う道具も全て滅菌します。
7. ガス滅菌
熱に弱い器具はホルホープデンタル(ガス滅菌器)に入れて滅菌します。
8. 準備
きちんと滅菌した器具を次の患者様のテーブルに並べます。
9. 紫外線消毒器で保管
抜歯など外科処置に使う器具は、パックから出した後、紫外線消毒器に入れて保管します。
10. ビニールカバー
患者様が入られたら、ドクターやスタッフの手が触れる部分をビニールでカバーします。(毎回取り替えます)
11. 使い捨て手袋
手袋はドクターもスタッフも患者様ごとに使い捨てにしています。
デンタルユニットの細菌対策「アクラリーテ」について
デンタルユニットの水ラインは、細菌の温床です。
アクラリーテ生成水の優れた除菌、洗浄効果で細菌などの繁殖を抑え、治療はもちろんのこと、院内の衛生面を全面的に守ります。
当院では、治療に使用する水はもちろんのこと、手洗い、うがいの水や洗面所など、全ての水道水にアクラリーテ生成水を使用しています。
- 【1】細菌増殖・バイオフィルム形成を防止!
- 常に洗浄・除菌力のある生成水が通っているため、ユニット内を清潔に保てます。
- 【2】衛生環境の向上!
- 飲料水管と分離した複合配管を確立。
清掃やミスト除菌に生成水を使用することで、院内の衛生環境を高められます。
- 【3】ユニット内への細菌の侵入を防止!
- 治療の際、洗浄・除菌力のある生成水がユニット端末からの細菌進入を阻止し、ユニット内を清潔に保ちます。
- 【4】歯科用器具の洗浄・除菌に!
- 歯科用器具の洗浄に生成水を使うことで、汚れや細菌を除菌することができ、衛生的です。
みのり歯科診療所、衛生面についてのまとめ
以上がみのり歯科診療所の滅菌システムです。
患者様に少しでも安心して治療を受けていただけるように消毒専任のスタッフが1日フル稼働で動いています。
皆様のご来院を心よりお待ちしております。